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ハロー・ブンガク・グッドバイ

Twitter読書会告知やイベント告知・身の回りのことやそうでないことまで

なんとなく分かる「あの夜の読書会」とはなにか?

 

「読書会って結局なにやるんですか?」

最近、いろんな人からこのような質問が僕に来るようになった。
「あの夜の読書会」をはじめてから、せいぜい4ヶ月しか経ってないのに興味を持ってくれるのは、非常にありがたいことだ。(思えば「twitter読書会」からはじめて、かれこれ5年間も、読書会というものをやってるんだな・‥)

そうした質問には、その度にできる限り丁寧に答えてきたつもりなのだけれど、どうも聞き手によっては色んな先入観や誤解があったりして、手応えのない返事が返ってくることもあり、なんとも歯がゆい気持ちもした。

 正直、「参加してくれれば大体分かることなのだから、来ればいいじゃん!」と言いたいのだけど、皆が皆、そうやすやすと来てくれるわけじゃない。もしかしたら、危ない場所かもと思われてるかもしれないし(←最近、思われてたことが判明した)、ハイパーインテリだけが集まる場所かもと思われてるかもしれない(←これはよく思われてるみたい)。

 うーん、これは、マズい。

そこで、今まで質問されたものの中から、よくある傾向の質問についてQandA方式で答えながら、僕の読書会が一体どんなものかをザックリ書いてみようと思い立ったのである。

 誤解してほしくないのだけれど、これは普遍的な「読書会とは何か?」ではない。あくまで僕のやっている「あの夜の読書会」に限ってのものであって、ほかの読書会では通用しないことも多いと思う。なので、これで読書会全般をわかったつもりにならないでほしい。

 また、この文章を読んだだけでは、“なんとなくわかる”にしかならないことも言っておこう。読書会というのは、体験するものである。その場に参加して、言葉を交わして、雰囲気を堪能してはじめて、「あーわかったかも」ってなるようなものである。だから、“なんとなく”わかったら、是非、足を踏み入れてみて欲しい。

 それでは、以下、QandA方式でやっていこう。

 

Q・「あの夜の読書会」は一体何をするイベントなの?

A・一冊の課題図書について、参加者同士で話し合うイベントです。これを書いている僕(ゆりいか)が司会を行い、みなが机を囲んで、本を片手に意見や感想を交わします。

 

Q・その課題図書というのは何?

A・その回ごとに指定された小説や物語などのことです。どんな本が課題図書になるかは、僕が決めることもあったり、読書会中にその場のノリで決まったりします。僕の読書会では自己啓発書やビジネス書はやらないので、基本的には小説や物語といった文芸系の作品が多くなります。

 

Q・課題図書って事前に読んでおくの?それとも開催中に読むの?

A・課題図書は、事前に読んでくることを前提としています。参加者が事前に読んだ上で語り合うことが前提なので、読んでこないまま来ると、多分話がチンプンカンプンだと思います。

 

Q・えーっ・‥事前に読まないといけないのかよ。本を読むの遅くて苦手だし、それだけでハードル高いよ!

A・これは申し訳ないけど、このハードルだけは突破してください。ここが、読書会に参加する唯一の「資格」にあたるものです。第一、もし全員が未読だったら、絶対ただの雑談になりますよ。

 

Q・もうちょっと、読書会の流れを詳しく説明して

A・流れはこんな感じです。(ただし回ごとに変わることもありますし、今も試行錯誤中です)
1・事前に準備した課題図書に関する資料をくばる
2・簡単な自己紹介と、読んだ感想や本に関する疑問などを、参加者それぞれが話す
3・課題図書を開いて、ページをめくりながら、気になった部分にツッコミを入れたり、わからないところがあれば、それをみんなで立ち止まって考えてみたりします。(ここで、話は脱線したり、いろんなページに跳躍したりもします。そうした進行は司会がやります)
4・とりあえず、最後の章段にまで全員が目を通した上で、各々が結論やオチをつけたりして、終わります。(結論やオチがつかないこともあります)
5・終わっても時間のある人は残って、感想を言い合ったりします。

 

Q・うーん、やっぱり難しそう。そもそも意見とか感想とか、本を読んでもそんなに出てこないんだけど。

A・その気持ちよくわかります。本を読んだところで、感想なんてそうそう出てこないですよね。「おもしれー」「つまんねー」それでいいじゃんってなることはたくさんあります。
だから、僕の読書会では意見とか感想とかは無理して持ってこなくてもいいです。そして、その代わりと言っちゃなんですが、“疑問”を持ってきてください。
「この本のここおかしくね?」とか「どうしてこのキャラクターがここで死なないといけないんだよ?」とか「ここの文章、言ってること全然わかんねー」とか、そんな感じの疑問です。
疑問さえもってきてくれれば、それについて、みんなで考えることができます。あなたがちょっと気になったことは、ほかの誰かが気になったことかもしれないし、考えてきたことかもしれません。この読書会は、みんなで考えることを目的にした読書会です。だから、考えるための材料というのはたくさん必要になります。疑問というのは、読書会の材料です。あればあるだけ、話は深まったり、意外な方向に進んだり、予想もしなかったことに気づいたりすることができます。

 

Q・なんだ、“疑問”をたくさん持ってくればいいのか。簡単じゃん。

 A・そう、簡単なことだと思っているでしょう。でも、やってみれば、すぐにわかるはずです。“疑問”をだすことは、意見や感想をだすことより、ずいぶんと難しいのだということを。意地悪な僕はあえて、したり顔でそう言い切ってしまいます。実際やってみればわかることなので、それがどうしてかは実感してみてください。

 

Q・え、結局難しいのかよ!なんだよ、それじゃやっぱり読書会ってのはインテリのお遊びかい?

A・答えはNOです。何せ僕が全然高学歴ではないので、はっきり言うことができます。これは「考える」ということが好きな人、「考えたい」と思っている人であれば、十分に楽しめるはずです。実際、高学歴なインテリでも全然「考える」ことが苦手、嫌いという人はいますし、僕の友人たちには普段はぼんやりしているのに、よくよく話を聞くと、途方もないことを考えついてたりするような人もいます。何かに好奇心があって、ちょっとでも何かを「考えたい」という人であれば、十分に楽しめるはずです。(ここで重要なことは、「考える」と「知る」は違うことであるということです。)

 

Q・でもでも・‥人の前で何かを話すなんて正直恥ずかしいし、コミュ障には参加なんて無理だよ・‥

A・これは僕の持論ですが、読書会というのは、自分について語る場所ではないのです。あくまで、あなたが課題図書を読んで思った“考え”や“疑問”が聞きたいのであって、別にあなた自身に興味があるというわけではない。誤解されそうですが、読書会は、別にあなたの個性が発揮されなくともいいのです。だから、自意識を過剰にする必要もないし、恥ずかしがる必要もありません。そもそも、個性というのは、あなたの話す“考え”や“疑問”からなんとなく浮かび上がってくるものです。だから、個性を発揮しようとしなくとも、気ままに考えたことを場に投げかけて、様子を見ればいいのです。(もちろん、司会は僕なので、もし話すのが苦手なら適宜コントロールしますし、相談にものりますよ)

 

Q・他の参加者の人と意見が合わなかったり、間違ったことを言ってしまったりするかもしれないじゃん。それはとてもこわいよー・‥

A・この読書会では、ルールとして、「誹謗中傷や暴力行為」は禁止しています。たとえ誰かと話が合わなかったとしても、それが元で喧嘩には僕がさせまん。もちろん、意見が平行線なままこともあるでしょうが、それはそれでいいのです。別に絶対の「正解」を求める読書会ではないので、いろんな意見があってもいい。もちろん、議論が白熱することは歓迎しますし、参加者それぞれに譲れない考えもあるでしょうから、そこは司会である僕が過剰になるようでしたらコントロールします。

 

Q・そもそもさ、知らない他人と出会うのがこわいよ。もし、読書会中にナンパされたり、これがきっかけで友人や恋人との関係が壊れたら、どうしよう・‥

A・読書会だけでなく、いろんなクローズドなイベントで起こっている問題のひとつですね。実際、読書会の魅力のひとつは、知らない人間と本を介することで出会えることだし、そこから友達や恋人が生まれることも当然あっていいと思っています。
しかし、読書会は、出会いは大切にするけれど、決して、出会いだけが目的ではありません。まずは、読書会は本を使って「考える」場所だということを踏まえてください。決して、合コンや婚活会場ではないのです。(そういう系の読書会もあるにはあるので、それが目的ならそうした読書会を探して参加することをお勧めします。僕の読書会にはその要素はありません)
なので、読書会での過度な接近行為(要するにセクハラとかストーカーとかです)はやめてください。もちろんですが、あまりにも過度なものであれば、しかるべき公共の場に通報いたします。
その上で、もし友人関係や恋愛関係でもめることがあらかじめ予期できるのであれば、参加は控えたほうがいいでしょう(こんなこと言わずとも当然そうする人はそうするでしょうが)。また、トラブルになりえるものであったり、迷惑になる事象がありましたら、遠慮なく僕に相談してください。僕自身も、配慮していきたいと思います。そこについては、信頼してくださいとしか言えませんが、少しでも不安があれば相談を。
まだ、始まったばかりということもあり、新規で来られる方も多いため、メンバーが特に固まっているわけではありません。だから、人間関係での揉め事は今のところ起こっておりませんし、参加者自身がそれぞれに距離感を気をつけてくだされば、特に問題は起こりえないと信じております。現実の読書会ですので、出会うことのリスクはいろいろあるかもしれませんが、出会うことの楽しみもまた確実にあると思いますので、来てくださることを楽しみに待っております。

 

 

 

とりあえず、暫定としてはこれくらいで。

あとは、追加で気になる質問がきた場合は、ここに追加していこう。